top of page

防災を考えよう

私たちの周りには、いつ起こるか分からない様々な災害の危険が潜んでいます。

しかし、備えあれば憂いなしという言葉通り、日頃から防災について考え、準備しておくことで、災害時の被害を大きく減らすことができます。

30177129_m.jpg

第1回トイレを考える。

能登半島地震におけるトイレ事情

能登半島地震では、広範囲な断水が発生し、避難所や自宅でのトイレ利用が困難な状況となりました。この問題は以下の点で深刻化しました。

1. 仮設トイレの不足

地震発生当初は仮設トイレが不足し、多くの避難所では長蛇の列ができる状況でした。また、設置場所が限られていたため、特に高齢者や体の不自由な方にとって排泄の負担が大きくなりました。

2. 水不足による衛生面の悪化

断水により、仮設トイレの洗浄が十分に行われず、衛生状態が悪化するケースが多く見られました。感染症の流行リスクが高まるだけでなく、悪臭によるストレスも被災者にとって大きな負担となりました。

3. プライバシーの確保

仮設トイレは簡易的な個室ブースが設置されている場合もありますが、多くは簡易的な囲いのみでプライバシーが十分に確保されない状況でした。特に女性や高齢者にとって、心理的な負担が大きくなりました。

4. 介護者の負担

要介護者を抱える方にとって、仮設トイレでの排泄介助は大きな負担となりました。特に、人手不足の避難所では十分な介助を受けられず、介護者の疲労困憊につながりました。

屋内非常用トイレについて解説します。(子ども)

屋内非常用トイレについて解説します。(大人)

bottom of page